科学的アプローチでデータ取得をサポートします。
- 消化器系
-
栄養吸収の促進・阻害を評価したい
コード 項目 評価系 評価指標 1 腸管吸収評価試験 使用細胞:ヒト大腸がん由来Caco-2細胞、ラット小腸由来IEC-6細胞 細胞層を介した試験物質の透過率、アルカリフォスファターゼ(ALP)活性 2 消化吸収抑制試験 - αグルコシダーゼ、リパーゼ、αアミラーゼ活性 -
整腸作用を調べたい
コード 項目 評価系 評価指標 3 腸バリア機能評価試験 使用細胞:Caco-2細胞 経上皮電気抵抗値TERの経時的変化、タイトジャンクション(TJ)形成、Lucifer Yellow添加による透過性 4 炎症性腸疾患(IBD)改善機能評価試験 使用細胞:Caco-2細胞、ヒト単球様細胞株THP-1モデル作製:Caco-2とTHP-1の共培養系を作製し、炎症を誘導 炎症性サイトカイン産生 5 便秘改善評価試験(マウス) モデル作製:便秘誘発マウス(ロペラミド投与など) 糞便性状(量、水分含量など) 6 腸内細菌業評価試験(マウス) 動物モデル:健常マウスまたは疾患モデルマウス 糞便から抽出した細菌DNAの16SリボソームRNA解析による菌種同定と組成比較 -
肝機能を評価したい
コード 項目 評価系 評価指標 7 肝解毒機能評価試験 使用細胞:ヒト由来の肝細胞株(HepG2) 薬物代謝酵素シトクロム酵素(CYP1A2, 2C9, 3A4)、アルコールデヒドロゲナーゼ(ALDH)、胆汁酸トランスポーターの遺伝子発現やタンパク質定量 8 肝脂肪蓄積・脂肪とコレステロール代謝評価試験 使用細胞:HepG2細胞 オイルレッドO染色による細胞内脂質蓄積量の定量、培養上清中性脂肪・コレステロールの定量、中性脂肪・コレステロール代謝酵素の活性や遺伝子発現 9 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善試験(マウス) モデル作製:高脂肪食負荷によるマウスNAFLD/NASHモデル 体重、体脂肪量、血中脂質、肝臓重量指数、肝臓病理学的変化など
- 心血管系
-
血圧降下・血管内皮機能を評価したい
コード 項目 評価系 評価指標 10 ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害活性試験 - 試験物質のACE阻害能を IC50で算出 11 血管内皮機能評価試験 使用細胞:ヒト臍帯静脈内皮細胞 (HUVEC) 一酸化窒素(NO)産生、NO産生酵素活性やタンパク質発現 12 高血圧自然発症マウス(SHR)を用いる評価 モデル作製:正常または高血圧誘発マウスモデル 全身性血圧変化
- 運動器系(骨、関節、筋肉)
-
骨・関節強化作用を評価したい
コード 項目 評価系 評価指標 13 骨芽細胞と破骨細胞による骨代謝試験 使用細胞:初代培養骨芽細胞、マウスマクロファージ様細胞株 RAW264.7 骨芽分化遺伝子の検出、細胞の石灰化形成(アリザリン染色)、破骨細胞数、破骨細胞特異的な遺伝子やタンパク質の検出 14 骨粗鬆症改善評価試験 モデル作製:卵巣摘出または副腎皮質ステロイド投与によるマウス骨量減少 DXAやマイクロCTによる骨密度、骨強度を評価 15 軟骨機能評価試験 使用細胞:マウスATDC5前駆軟骨細胞 アルカリフォスファターゼ活性評価、軟骨細胞外基質産生評価、軟骨細胞の石灰化形成(アリザリン染色)、細胞賦活試験、ヒアルロン酸測定、酸性ムコ多糖測定 16 関節炎改善効果評価試験 モデル作製:コラーゲン誘導性関節炎マウス 関節炎スコア、組織学的解析、炎症性因子の定量 筋肉低下の改善作用を知りたい
コード 項目 評価系 評価指標 17 骨格筋増強・萎縮抑制評価試験 使用細胞:マウス横紋筋由来C2C12筋芽細胞株 ミオシン重鎖(MHC)染色、タンパク質の合成マーカー(mTOR-4E-BP1系)・分解マーカー(オートファジー系およびユビキチン-プロテアソーム系)、タンパク質分解関連遺伝子 (Atrogin-1、Murf-1) 18 不活動性筋萎縮改善効果評価試験 モデル作製:尾懸垂によるマウスの後肢の不活動 筋肉量、筋力、タンパク質の合成・分解マーカー 19 老化促進マウスを用いるサルコペニア改善効果評価試験 モデル作製:老化促進モデルSAMP8マウス 筋肉量、筋力、タンパク質の合成・分解マーカー
- 脳神経系
-
認知機能・メンタルヘルス改善機能を評価したい
コード 項目 評価系 評価指標 20 神経細胞機能評価試験、神経栄養因子産生促進試験 使用細胞:マウスミクログリアBV2細胞・PC12細胞 BDNF、NGF、NT-3など神経栄養因子の産生、神経様突起長および本数、過酸化水素(H2O2)/アミロイドβ毒性回避試験、ドーパミン産生 21 社会的ストレス負荷試験 モデル作製:単独隔離/過密/対面など社会的ストレスマウスモデル 血中コルチコステロン、血中DNA酸化的損傷 -
ダイエット効果・抗肥満作用を調べたい
コード 項目 評価系 評価指標 22 リパーゼ活性阻害評価試験 - 試験物質のリパーゼ阻害率を IC50で算出 23 脂肪細胞の脂質蓄積、脂質分解評価試験 使用細胞:マウス前駆脂肪細胞(3T3-L1) 脂肪滴蓄積量、遊離グリセロール量、アディポネクチン、脂肪酸合成酵素、脂肪細胞トリアシルリパーゼ活性 24 ミトコンドリア機能賦活評価試験 使用細胞:3T3-L1細胞、C2C12細胞 褐色化関連遺伝子、ミトコンドリアDNA定量、脱共役タンパク質定量 25 肥満マウス体脂肪蓄積試験 モデル作製:食餌性肥満誘導マウスモデル 経時的な体重変化、体脂肪量、血中脂質 26 食欲抑制ホルモン分泌試験 使用細胞:腸内分泌細胞株STC-1 コレシストキニン(Cholecystokinin)、GLP-1定量
- ホルモンと代謝系(内分泌疾患と代謝性疾患)
-
血糖値低下作用を知りたい
コード 項目 評価系 評価指標 27 グルコース取り込み試験 使用細胞:骨格筋細胞、脂肪細胞 細胞内への糖取込量、グルコーストランスポーター発現 28 マウスを用いる耐糖能評価試験 - 経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)、インスリン負荷試験(ITT) -
性ホルモン産生促進作用を調査したい
コード 項目 評価系 評価指標 29 テストステロン産生能評価試験 使用細胞:マウスLeydig細胞株 テストステロン産生能 30 雌性マウスストレス性生殖障害改善評価試験 モデル作製:エンドトキシン投与により卵巣機能を抑制 血中エストロジェン、プロジェステロン濃度 免疫系への影響を知りたい
コード 項目 評価系 評価指標 31 アレルギー反応(脱顆粒反応)抑制試験 使用細胞:ラット肥満細胞(RBL-2H3) 遊離ヒスタミン、hexosaminidase定量 32 免疫機能調節試験 使用細胞:マウス RAW264.7マクロファージ細胞株、マウス初代免疫細胞 貪食活性、サイトカイン産生 33 各種細胞を用いる抗炎症効果評価試験 細胞モデル:目的細胞にLPS添加による炎症惹起 NO産生、炎症性サイトカイン産生
- 美白・美容系
-
肌
コード 項目 評価系 評価指標 34 メラニン産生抑制試験(美白評価) 使用細胞:マウスマウスB16メラノーマ細胞(B16 melanoma)、ヒトメラノサイト 被験物質のメラニン産生抑制効果 35 チロシナーゼ活性阻害試験(美白評価) - 被験物質のメラニン合成抑制剤の効果 36 コラーゲン・ヒアルロン酸産生試験(シワの改善など肌の美容) 使用細胞:ヒト線維芽細胞(fibroblast) Ⅰ型コラーゲンやヒアルロン酸産生促進効果 37 コラゲナーゼ活性阻害試験(シワの改善など肌の美容) - 被験物質のコラーゲンを分解する酵素コラゲナーゼ抑制効果 38 セラミド(ceramide)・フィラグリン(filaggrin)産生試験(肌の保湿やバリア機能) 使用細胞:正常ヒト表皮角化細胞(keratinocyte) プロフィラグリン遺伝子・セラミド合成遺伝子群、セリンパミルトイルトランスフェラーゼ(SPT)遺伝子発現量 39 肌と角膜の乾燥ストレス保護試験) 使用細胞:ヒト不死化角膜上皮細胞、ヒト表皮細胞 タイトジャンクションをオクルディン抗体染色で観察 40 アトピー性皮膚炎改善試験 細胞モデル:ヒト表皮角化細胞をアトピー性皮膚炎モデルへ誘導 炎症性サイトカイン産生、遺伝子発現量 41 創傷治癒試験 使用細胞:正常ヒト表皮角化細胞、正常ヒト線維芽細胞 細胞遊走能 -
脱毛・薄毛
コード 項目 評価系 評価指標 42 毛乳頭細胞の活性化試験 使用細胞:正常ヒト毛乳頭細胞 細胞賦活能 43 毛髪形成促進試験 使用細胞:正常ヒト毛乳頭細胞 毛母細胞の細胞分裂に関わるFGF(線維芽細胞増殖因子)-7、血管新生を促進VEGF(血管内皮細胞増殖因子)の産生